
いざ、使わなくなったものを買取店に売ろうと思っても、なかなかお店に行く時間がなかったり、持ち運びが手間だったりする場合があります。
そんな時、宅配買取なら営業時間を気にせず、品物を宅配便で送るだけで、買取りしてもらえるので便利ですよね。
今では多くの買取店が、宅配買取に対応していています。
梱包用の段ボールを用意しているところもあり、 メールから申し込むだけで送ってくれるので、査定してほしい品物を段ボール箱に入れて送り返すだけ。
あとは査定結果をメールや電話で伝えてくれて、買取成立したら指定の口座に入金してくれます。
しかもこれらの送料や振り込み手数料が無料というところも多いので、とても使い勝手のよいサービスです。
ただ、そんな宅配買取もメリットばかりではありません。ここでは宅配買取を検討するときに注意しなければならないポイントをご紹介します。
キャンセル時の送料は負担が必要
送料無料での宅配買取サービスを行っている買取店の多くは、査定金額に納得がいかずキャンセルした場合の返送料は受取人(お客さま)負担となっています。
そのため、値段にこだわって売りたい場合は向きません。
例えばヤマト宅急便の場合、料金は60サイズで1,015円となっています。
この分を負担しても、その送料分を上回る査定額を提示してくれるお店が見つからない場合は、結局損をしてしますことになります。
まして、宅配で何社かに送って見積金額を比較しようとすると、都度送料を負担することになるので、見積比較をしたい場合に宅配買取は向かないと言えます。
現金化までに時間がかかる
査定してもらってその場で現金化できる、店頭買取、出張買取に比べ、
宅配買取は
申込み→梱包用段ボールの発送→受け取り→品物を入れて発送→査定→メールや電話での査定額の連絡→買取承諾→買取金額の口座への振り込み
と手順が多いため、どうしても現金化までに時間がかかってしまいます。
査定から銀行振り込みまで、1営業日でスピード対応してくれる買い取り店もありますが、輸送にかかる日数を考えると、申し込みから入金まで4~7日かかるケースも少なくありません。
宅配買取は、急いで現金化したい時には向かない買取方法と言えます。
査定の過程を確認できない
対面での査定かどうかというのも、宅配買取とそれ以外の買取との大きな違いです。
対面は苦手という場合は宅配買取が便利ですが、
大切にしてきた品物がどのように扱われるかわからないと不安という場合は、出張買取や店頭買取の方が良いでしょう。
対面の場合、査定してもらいながら、なぜこの金額になるのかという査定額の根拠を詳しく聞くこともできます。
価格交渉は対面より難しい
査定額次第では、買取価格の交渉したいという場合もあるかもしれません。
そのような時、メールで査定結果が知らされる宅配買取では、文章での価格交渉となるため、対面の場合より難易度が高いと感じるのではないでしょうか。
査定員も人ですので、対面の方が、品物に対する思い出を聞くなどして感情移入しやすく、価格交渉もよりスムーズになるかもしれません。
以上、宅配買取を検討するときに注意した方が良いポイントを紹介させていただきました。
便利でメリットの多い宅配買取ですが、場合によっては、それ以外の買取方法の方が良いケースもあります。
自分が何を重視したいかによって、買取方法を選んでみてはいかがでしょうか?