「査定」と「鑑定」の違い、あなたはご存知ですか?

「査定」と「鑑定」

もしかしたら同じ意味で使っているかたもいるかもしれません。
でも実は違うんです。

基本的に買取店では「鑑定」でなく「査定」をしています。
その違いをお伝えします。

「鑑定」とは

1 書画・骨董(こっとう)・刀剣・資料などの真贋・良否などを判定すること。目利き。「筆跡を鑑定する」
2 物事を判断すること。また、その判断。
「ねぼけてあんな珍語を弄するのだろうと―したから」〈漱石・吾輩は猫である〉
3 裁判所から指示された事項について裁判官の知識を補充するために、学識経験者が専門的な意見・判断を述べること。

小学館 デジタル大辞泉より

「査定」とは

[名](スル)金額・等級・合否などを調査したうえで決定すること。「税額を査定する」「勤務態度を査定する」

小学館 デジタル大辞泉 より

つまり、
「鑑定」はその品物が本物か偽物かを判定すること
「査定」は品物を評価し金額をつけること
です。

2つの言葉の意味が違うことはわかっていただけたと思います。

そして、 買取店が行うのは、「査定」であって、「鑑定」ではありません 。

買取店は真贋の判断をする場所ではないからです。

ブランド品が本物か偽物かどうかを、正しく判断できるのは、厳密にはそのブランドを製造している会社のみです。

もちろん、買取店もわざわざ偽物を買おうとは思わないので、独自の基準で真贋を判断し、あくまで査定額として提示するのです。

買取店に本物かどうかを調べて欲しいと依頼しても、きっと断られてしまうでしょう。

買取店がするのは「鑑定」でなく、金額的な判断「査定」だということを、これを機会にぜひ覚えていただければと思います。